diary:日記

やっかいです。

  • 2008.06.09
  • Category:日記
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ぼくは今、長屋に住んでいるんだけど、ひょんなことから隣の部屋を借りることになった。
6年前にこの家に住み始めたとき、それより3年前の奥さんの雑貨屋を始めたとき、そして今回もやっぱり壁塗りは自分たちの手ですることになった。以前の改装から6年も経っているのでさすがに腰が重かったが、いざ壁塗りの材料が届いたらむくむくとやる気がよみがえってきた。
奥さんもぼくも、新しいモノや便利なモノよりも使い古されたモノや人の手がくわわったモノが趣味にあっている。新築よりも中古物件、最新のデジタル楽器よりアナログもの、粗大ゴミで拾ってきた水屋、数々のフリーマーケットで手に入れた古道具、そして壁紙より吹き付け壁より塗り壁なんである。珪藻土というものが入った壁土を水と混ぜ合わせながらコテでひたすら塗っていく。もちろんその前に古い壁を掃除し、マスキングテープを部屋中にはり、シーラーと呼ばれる古い壁のはがれ防止材を塗り、下地を塗り、それでアクが出ればもう一回下塗りをし、やっと本塗りができるわけだ。この手間ひまがめんどくさいがおもしろい。この行程があるからこそ好きなのかもしれない。こんなせわしない時代にぼくらの精神構造は非常にやっかいなことだ。願わくばみんながスローダウンしてくれればこんなに楽しいことはないのになぁ。

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