工作!
- 2007.10.29
- Category:日記
画家nakabanと宇都宮美術館でワークショップとコンサート。
nakabanの光学ショーは誰もが一度はやったことのあることばかり。なにをいまさらと言ってはおしまい。また逆に、サブカルチャー的な文脈からおもしろがるのはもっと危険。
そういう意味で今回美術館でこの工作と実験を行ったことはとてもよかったと思う。
もちろんサブカル的な視点からの参加者も多かった思うが美術館という場所、そしてなによりも子供達の多さがその場を若者の特権的な狭い世界感から遠ざけてくれていた。僕は子供を神聖化していうつもりはない。どちらかというと、そういう見方は毛嫌いするほうだ。サブカルにしても子供の神聖化にしてもどちらもコミュニティーを作ってしまう。そこが一番おぞましい。
ワークショップの参加者はいったいこれが楽しいのか、どういう方向にいけばすっきりするのかわからないまま工作をし、暗闇の中で手にした懐中電灯を灯しながらガラクタの影を判然としないまま映し出す。「じゃあ、これからみんなで演奏しましょう。みなさんは影絵のバンドです。」ってnakabanに言われて僕がピアノやらガラクタやらを鳴らし出すと参加者たちもなにかやらねばと光と影の実験を始める。でもなんだか少しずつ熱中していく人もいる。
翌日、コンサートで僕の曲と一緒に何人かの参加者が光と影の演奏をしてくれることになったが、やっぱり昨日と同じことをしたのではおもしろくないことも多い。今日だけ来ている子供達がステージに置いてあるガラクタ達に興味津々。ぼくが手招きするとお許しが出たとばかりに集まって来た。さあ、大人はやりにくいぞ。しめしめ。案の定、好奇心のおもむくまま電灯やガラクタを手にした子供達に大人が遠慮する展開となった。
でもこれがいいんだなあ。なんだか落としどころのわからない感じ。
参加者が全員、すっきりと満足しなくてもいいんだ。しかも僕らが用意して来たものとまったく違うところに面白みを見つけたりしてもいい。
子供を神聖化すると大人は努力しなくなる。
自称サブカルは感受性を強要している。
もうそろそろ「芸術」を普通にしようよ。








